スティングレイとはエイ革のことです
ハードな質感と美しいビーズのような突起が印象的な高級皮革です。
革との経年変化は期待できませんが汚れを弾き、傷がつきにくく型崩れもしづらいと言った特徴を持っています。
スティングレイ(エイ革)は革のなかでも最高級の強度を誇ります。
「牛革20年、エイ革100年」とも言われ、武器に使われていたほど型崩れが少ない性質をもちます。非常に硬く加工しづらい革であることから限られた職人しか取り扱えません。
18世紀のフランスで活躍したエイ革職人「ジャン・クロード・ガルーシャ」に敬意を込めて「ガルーシャ」と呼んだりもします。
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スティングレイの特長
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・汚れにくい(象牙質・エナメル質のため汚れを弾く)
・固くて丈夫(昔から武具に使われていたほどで、型崩れも少ない)
・傷がつかない(長く美しく使える)
・希少性が高い(縫える職人が少ないので作れない)
・真似できない(合成皮革では作れない本物だけの素材感)
・スターマークがある(1体につき一つしかなく貴重)
・縁起が良い(ラッキーフィッシュと呼ばれ、開運・金運UPとも言われる)
革製品としての歴史は古く、1000年以上も前から有効活用されてきたスティングレイ。
スティングレイの加工技術はエイの生息地であるタイやインドネシア、フィリピンなどで伝統工芸として受け継がれてきました。
表面は伝統的な技法で研磨され、磨かれた石のようにひんやりしており、光を反射しています。
キラキラ光る表面はまるで宝石を敷き詰めたかのようです。
そして武具に使用されていたほどの強度など
個性的なエキゾチックレザーの中でもスティングレイはひときわ個性的です。
スティングレイと言えば中心にあるスターマークと呼ばれる斑点状の第三の目(光を感知する器官)が特徴的です。
製品化する際、中央に配置されるシンボルマークとも言えます。
スターマークは神の目とも呼ばれ、一体につきひとつしかない大変貴重なマークです。
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エイ革の様々な呼び名
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ガルーシャ(galuchat)、スティングレイ(stingray)、シャグリーン(shagreen)。
これらは全てエイ革のことを指します。
呼び名が沢山あるということは沢山の人に愛されてきたと言ってもいいのではないでしょうか。
1000年以上も前から受け継がれてきた伝統工芸に思いを馳せるのも、スティングレイ製品を愛用する楽しみの一つだと思います。
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